海外のおかしな日本語広告と宣伝効果

印象に残るキャッチフレーズって何だろう、インパクトを与える広告って何だろう?と考えさせられた話し。

とあるタイの日本語広告

プレミアリーグで岡崎選手が所属するレスターシティー。奇跡の優勝まであと一歩のところ、世界中から注目されているこのチームなんですが、試合中あるユニークな日本語広告が掲げられています。

「タイのベスト免税店」

英語、タイ語、中国語に混ざって「タイのベスト免税店」というデジタル広告が、試合中何度も映し出されるのです。

調べてみると、どうもレスターシティーのオーナー企業「King Power」の宣伝らしい、

主要事業はタイでの免税店ビジネス。けっこう有名なショップなようで、

こんなコマーシャルも流していました。

おかしな日本語は印象に残る

タイのベスト免税店・・・!日本人が見たらなんとも違和感のある言葉でしょ。いかにも機械翻訳した単語そのまま使っているような。

でも考えてみると、へんてこで何じゃこりゃという日本語の方が、日本人に与えるインパクトは強力なんですよね。

目に留まりやすいし、一瞬で記憶に残りやすいし、SNSでも拡散されやすい。

例えば「タイの免税店King Power」や「タイのNo.1免税店」という広告だったら普通すぎて面白くないわけです。

キャッチフレーズのヒント

つまり「整った美しい宣伝文句」、「正しい文法」より、おかしな単語つなげて広告流した方がより高い宣伝効果を見込めるかも・・・ということ。

これ逆に英語でも使えますね。滅茶苦茶な英単語並べて外国人向けに広告流してみるとか。(売れるかどうか別として)