専業トレーダー(日本株デイトレーダー)の手法考察NO.3

>専業トレーダー(スイングトレード)の取引手法考察NO.1

>専業トレーダー(日経225デイトレーダー)の取引手法考察NO.2

につづき3人目の専業トレーダーです。

日本株をスキャルピングするデイトレーダーCさん

NHKの「所さん!大変ですよ」の「投資」をテーマにした番組で取り上げられていました。

多くの個人投資家が損失を出している一方、勝ち組の「東京の高級マンションに住む富裕層」、日本株の投資で生計を立てているという扱いです。

番組内では実際のディーリングルーム、資産が5億円だったかな?で運用しているそう。

トレード手法

  • 投資対象:日本株
  • トレード時間:9時~15時
  • 収入:5000万~1億円程度かな
  • 手法:スキャルピング(数分で売買を繰り返す)
  • 証券会社:SBI証券を使ってました

ディーリングルーム

  • PC:デスクトップパソコン2台(さらにノート1台あったかも)
  • モニター:縦型ピボットのディスプレイ5~6枚。サイズはそんなに大型ではなかったと思う。(23-24インチ程度)

人物像

  • 性別:男性
  • 年齢:35歳
  • 所在:東京都

感想

取引所がオープンする9時~15時までトレードし続けるそう。集中するため昼食も食べず(眠くなるからね)、トイレにも行かないようです。(トレード終了後にカップラーメン食べてました)

取引手法は1日に何度も取引を繰り返す超短期売買のスキャルピング。印象としてはチャートよりも「板情報」や「歩み値(テープ)」を重視している感じ。(ファンダメンタルは完全無視でしょう)

もしかするとアービトラージ(裁定取引)的な手法なのかな~と。先物の動きを分析しながら相関(連動)する個別株を短期トレードしていると想像。でもHFTが導入されて裁量トレードではこの手の手法は勝てなくなったはず(又は極めて勝つのは難しい)。

なので、もうちょっと奥の深い相関関係を分析しているのかもしれません。例えば、CMEの日経225VS日本株(225銘柄)とか、ダウ先物VS日本株とか。

何のために稼ぐか

最後にこのトレーダーCさん。富裕層になったは良いが、何のためにお金稼ぐかわからないと番組内で悩みを告白していました。

そこで私の提案。

  • 最先端の研究をしている公的な研究機関に寄付する。(例えば京都大学iPS細胞研究所)
  • エンジェル投資家となってベンチャー企業に投資する。

こんな使い方が良いと思います。