FXのファンダメンタル分析とは-FX初心者ガイド

初心者向けテクニカル分析の次にファンダメンタル分析です。FXはこの2つの分析からトレード手法が成り立っています。

ファンダメンタル分析とは

ファンダメンタルとは経済の基礎的事項という意味です。(辞書によると)
テクニカル分析は為替チャートから心理と需給を読み取る手法でした。一方のファンダメンタル分析は様々な組織(政府や金融機関など)が発表する国の経済指標&政策を読み取り、投資判断に活かす手法になります。

例えばニュースで「金融緩和」とか、「貿易赤字」、「雇用者数○%増」「中東情勢不安定で原油高」など。毎日のように金融・経済ニュースが流れてきます。こうした世界各国の情勢により為替が大きく変動いたします。
ドル円を動かした例(アベノミクス)
※赤の縦線が自民党政権誕生

アベノミクスと為替チャートの動き

これは民主党政権から自民党が選挙で勝利し、異次元の金融緩和策を発表した頃のチャート。それまで値動きの乏しかったレンジ相場のドル円が一気に上昇していきました。

ファンダメンタル分析もグローバル

日本に住んでいると国内の経済ニュース中心に関心が集まりがちですが為替は24時間世界中で取引されています。経済指標もグローバルです。世界中の経済と金融政策に目を向けましょう。

為替に影響を与えるもの

まずはアメリカ経済、ヨーロッパ経済、日本経済。また新興国経済の動向、さらには各国の金融政策、金相場、原油価格(商品)、国債、株式市場(株価先物)なども複雑に絡み合って影響を及ぼします。
※「FXで重要な経済指標」でリストアップしてみました。
当然ですが、その国の経済指標で最も影響を受けるのはその国(当事国)の通貨です。(例えば、日本の経済ニュースは日本円に影響する)

さらに世界中に影響力を与える国がアメリカの指標です。