アビガン(ファビピラビル)がエボラ出血熱の治療薬となる可能性

ここに来て富士フイルムのグループ会社「富山化学工業」が開発した治療薬「アビガン」(ファビピラビル)の注目が集まってますね。

いくつかのソース(ニュース)によると、なんでもエボラ出血熱に効果があるのではないかと

「ギニア、フランス、スペイン、ドイツ、韓国」あたりから提供&輸入の要請(検討)されているそうです。

そこでアビガン(ファビピラビル)の実績を探ってみると、

1.フランス人女性看護師のケース

西アフリカで医療援助をしていてエボラ出血熱に感染したフランス人女性が回復。フランス人患者はアビガン錠を投与されていたと富士フイルム側が発表。フランス政府は非公表。またアビガン以外の未承認薬も同時に使われていたとの報道も。

2.スペイン人テレサ・ロメロ・ラモスさんのケース

スペインの病院でエボラ出血熱患者の治療を担当していた看護助手のラモスさんが2次感染。エボラから回復した元患者の血液を輸血したほか、アビガン錠(ファビピラビル)を投与。その後、病状が回復しエボラウイルス検査でも陰性となった。スペイン当局は治療に使った薬は非公表だったが、スペインメディアによるとアビガンが使われたとのこと。

3.ウガンダ人のケース

10月4日。ドイツフランクフルト大学病院でエボラ出血熱の治療中のウガンダ人男性にアビガン(ファビピラビル)を使った。

10月22日現在、ウガンダ人男性が回復したのか、死亡したのか、メディアによる報道はまだ出てきていません。

ちなみに、エボラ出血熱に感染、潜伏期間を経て、発病。その発病(症状が出て)から死亡に至るまでほとんどの場合10日間以内で死亡するそうです。

ということは・・・。

すくなくとも10月4日には発病していたはずなので、すでに18日間生存していることになります。

18日間治療を継続できているということは・・・。と嬉しいニュースを期待しています。

 

以上、アビガン薬を使って治療しているケースを3例紹介しました。とくに3ケース目のウガンダ人男性がポイントかと思われます。

つまり、男性がエボラから回復すればアビガンは本物かと。

※続報:エボラ出血熱の治療を受けてたウガンダ人患者が快方へ