ネット通販(EC)の発送用ダンボールのニーズ(BtoB)

ネットショップを経営する会社&個人事業主が必ず購入しなければならない梱包用ダンボール。
この業務用ダンボールに求められるニーズ、機能について分析してみました。

通販用梱包ダンボール

その前に「ダンボール」の価値について

  • ダンボールは商品を衝撃から守りお客様の元まで届ける大切な箱である・・・。
  • お客様に自社のブランド、商品イメージを与える箱(第一印象)でもある・・・。

しかし一方、ECサイト運営者側にとっては利益を生み出さない、削減すべき単なる「コスト」な側面もあるわけです。

その上で発送用ダンボールで重視されるものとは、

1価格

1個当たりの単価、コスト。やはり「安い」は最強。
たとえ0.1円差でも・・・塵も積もれば山となる。

2組み立てやすさ、梱包しやすさ(生産性)

ネット通販運営している人はわかると思う、

毎日、毎日ダンボールを組み立てに消費される作業時間。(←売り上げに直結しない)

100箱/日以下ならまだしも、1日100個~、1000個~単位で受注する通販サイトなら重要な課題。

問題となる作業は、

「平べったいダンボールを四角い箱に組み立てるまでの工程数」
「商品ピック後のガムテープを貼って密封するまでの工程数」

ですかね。

特にミカン箱タイプは問題。低価格な反面、底と蓋の二か所にガムテープ貼らなければならないので効率悪いです。
ワンタッチで組み立てられる底付きダンボールの場合、ガムテープ貼りは上蓋1ケ所のみ。注文量多くなってきたらこのタイプおすすめします。

3サイズ感

最後は商品の大きさと最適なサイズのダンボール選びです。

ベストは「1種類」がいい。80サイズなら、80サイズダンボール1種類だけ大量に仕入れる。

なぜならダンボールの在庫ストックを1ケ所に限定できるし、商品をピッキングする際、どのサイズのダンボールで梱包すべきか選択に迷いがないから。

しかし出荷商品に対し大きすぎるダンボールを選ぶと、プチプチなど「クッション資材」を余計に詰め込む新たな問題が発生します。
ここは悩みどころ。

以上まとめ。

3つの中で最も発送スピードに影響するのは「空箱の組み立て」だと思います。

10分あたり何個完成できるか、ストップウォッチで計測してみると良いかも。

その点、アマゾンの梱包資材は超合理的。とても参考になります。

アマゾンに学ぶ最適なEC通販用ダンボール梱包材