水ビジネスと市場(マーケット)の種類

最近、水に関するブログばっかり書いてるので、まとめに「水ビジネスと市場の種類」をレポ。

水マーケティング。天然水の購買動機と消費者インサイト

飲料水市場

水ビジネスと言ってまず思いつくのは「飲み水」。

飲み水のマーケットも「大人用(人間)」、「幼児用(人間)」、「ペット用(動物)」、「料理用」、「災害備蓄用」とさらに細分化できるでしょう。

ビジネス分野

  • ペットボトル天然水
  • 家庭用浄水器
  • ウォーターサーバー
  • 上下水道

生活用水

風呂、洗濯、トイレから洗車、庭の水まきまで、家庭で使われる生活用水。また飲食店やオフィスで使われる水全般。

水ビジネスの中でこの分野が最も市場規模大きいらしい。

ビジネス分野

  • 上下水道事業
  • 海水淡水化装置(逆浸透膜など)
  • 海水淡水化プラント&システム(慢性的な水不足地域、例えば中東、オーストラリア、シンガポール)
  • 井戸堀、地下水浄化(主に発展途上国)

産業、工業用水

主に製造業で消費される大量の水。

経済産業省によると工業用水使用量の上位5位は、1.化学工業、2.鉄鋼業、3.石油・石炭製造、4.紙・パルプ製造、5.輸送用機器製造だそうです。

ビジネス分野

  • 工業用水道
  • 排水・汚染水処理
  • リサイクル(回収水)
  • 地下水(井戸水)

農業(野菜工場)、漁業(陸上養殖)、畜産用

畜産(家畜)用の飲料水。水不足or砂漠化エリアの農業用水。それと将来有望な産業として野菜工場用、陸上養殖用の水需要。

ビジネス分野

  • 干ばつ地域→海水淡水化事業
  • 家畜の飲み水→井戸水
  • 野菜工場→水循環、水処理
  • 魚の陸上養殖→汚染水処理、リサイクル

例えば病気を予防する特殊な水、植物や家畜の成長を促進する栄養水などのマーケットは拡大しそうな予感。

医療用水

病院内および老人ホームで使用される衛生的な水。

ビジネス分野

  • 手術用減菌水
  • 人工透析用の水
  • 病院の排水処理

日本の高齢化とともにニーズ高まるでしょう。ただし、技術必要だし特殊な分野(病院営業とかね)なので参入障壁は高そう。

以上です。主な水産業はこんなところだと思います。

ついでにニッチなマーケットっぽいので、

富裕層&お土産用の高級ミネラルウォーター

富裕層やお土産用の高級天然水。

フランスルイ14世が愛したシャテルドンというミネラルウォーターがあるらしい。価格は6本セット(750ml)約3500円。

ノルウェーの岩盤?で採水された水ブランドVOSSは12本(800ml)約10000円。

そういえば昔、1本5000円というとんでもない値段のミネラルウォーター売ってたような気がします。

日本の水もコンセプト立ててブランドイメージ作って「高級天然水」をプロデュースできるポテンシャル持ってると思います。外国人観光客のお土産用として販売してみてはいかが?

天然水(ミネラルウォーター)人気通販ランキング研究

浄水器、ウォーターサーバー、ペットボトル天然水どっちを選択するか

天然水の地域(採水地)と種類。原価と価格競争の結果。