国産和牛の需要は海外+贈答用+富裕層がキーワードだと思った

前回、オージービーフの品質の高さ&日本の畜産業(和牛)はピンチだろ的なブログ書いた続きです。

霜降りのオーストラリア産牛肉

たぶんTPPとか自由貿易協定とか、低関税で海外産の牛肉が安く輸入されたら、国産ビーフ競争で勝てないと思うんですね。

特にスーパーマーケットで売っている一般消費者向け牛肉なんか絶体絶命でしょう。(もう既にそうなってるか)

そこで将来的に高値でも売れそうな市場、和牛の生き残り戦略的なヒント考えてみました。

1.贈答用

おみやげ用およびイベント用の需要。

「誕生日」、「記念日」といった特別な日に贈るプレゼント用の和牛。

贈答用の良いところは値崩れしないこと、そして安い商品に市場を奪われないこと。(価格競争に陥らない)

マンゴー、メロン、一粒1000円のイチゴのような高級フルーツ店の販売戦略と似ていると思います。

2.外国人観光客用

YoutubeでWAGYUやKOBE BEEFと検索すると、外国人観光客が日本のレストランで和牛を頬張るシーンがけっこう多くアップされています。

日本食を目的とした観光、中でも本物の和牛を求めて来日するグルメな外国人は意外に多いのかもしれません。

来日記念ということで値段気にせず「高級」なお肉注文してくれそうだし。

3.富裕層向け

やっぱり「高くても売れる」という意味で、この分野のマーケットも有望だと思います。

国内向けというより、海外向け富裕層&高級レストランでしょうね。特にシンガポールとか、中国とかアジア圏が魅力的っぽい。あとイスラム圏のお金持ち(石油王!)、豚肉食べない代わりに牛肉のニーズ高そう。

ただ神戸ビーフのような超一流のブランドとして認知されているのが極一部であって、その他に分類される和牛は世界的なブランド牛として地位を築けるかが課題なのかなと。