取引する通貨ペアの種類-FX初心者ガイド

ユーロ

通貨ペアの種類と選び方について。FXでまずはじめに迷うのは、どの通貨ペアで取引すればいいの?初心者でも簡単な通貨は?世界中の通貨を取引できるの?といった通貨の選択です。

一般的に取引するのはメジャー通貨

世界中には国単位で様々な通貨がありますが、現実的にFXで取引する通貨は親しみのある主要国メジャー通貨がメインになります。

1.最も取引されるメジャー通貨
「米ドル(USD)」「ユーロ(EUR)」「日本円(JPY)」「英ポンド(GBP)」「豪ドル(AUD)」
上の5通貨の組合せペアが主流になっています。各地域を代表する通貨が揃っています。(特にアメリカドルは基軸通貨で存在は圧倒的)

アメリカドル

2.次に取引される通貨はというと・・・
「ニュージーランドドル(NZD)」「南アフリカランド(ZAR)」「スイスフラン(CHF)」「カナダドル(CAD)」
あたりでしょうか。

マイナー通貨はリスクを伴います

Q:トルコリラは…、タイバーツは…、韓国ウォンは…、香港ドルは…、取引できないのか?

A:発展途上国通貨を扱う業者は少なからずあります。しかし流動性の低いマイナー通貨はリスクを伴います。

例えば
スプレッドが急拡大する
・流通量が少ないので値動きが激しい(約定拒否、価格が飛ぶことも)

など。

また中国元は比較的新しい通貨&固定相場に近いため主要な取引対象ペアになっていません。将来的にはどうなるかわかりませんが・・・。
流動性の低い途上国通貨はハイリスクハイリターンなので初心者向けではないでしょう。

通貨はペアで取引します

通貨は基本的なペアが決まっています。例えばドル円(USD/JPY)・ユーロドル(EUR/USD)・ポンドドル(GBP/USD)など。
円ドル(JPY/USD)・ドルユーロ(EUR/USD)のように左右逆転もしません。
これは世界共通、どの国も同じ通貨ペアで取引をしています。

日本で最も馴染みのあるドル円

日本の個人投資家にとって最も親しみのある通貨はドル円(USD/JPY)でしょう。ニュースの番組の最後のコーナーで本日のドル円相場は昨日に比べて○○円の円安です!などと取り上げられています。その次に有名なのはユーロ円(EUR/JPY)でしょうか。
ちなみに世界で最も取引が多い通貨はユーロドル(EUR/USD)で他の通貨を圧倒しています。二番目は今のところドル円(USD/JPY)です。

口座開設と証拠金

業者別の取引通貨ペア

FXの業者により取り扱っている通貨ペア数に違いがあります。メジャーな5-10通貨ペアしか扱っていないFX業者もあれば、マイナー通貨含めて100ペア以上売買できる会社もあります。

通貨は国や地域によって特徴がある

国や地域によって通貨に特色があります。例えばユーロとポンドは同じヨーロッパということで似たような動き(相関関係)になる傾向があります。高金利通貨のオーストラリアドルは上昇はゆっくり、下落は急激など。資源国通貨は石油・金相場に影響を受けやすい。といった特徴です。
またドル円など他の通貨と比べて値動きが小さくゆっくりとした傾向があります。

まとめ-初心者におすすめな通貨ペアの選び方。

・とりあえず取引する通貨はメジャーな2-3通貨に絞りましょう。
・具体的な通貨ペアを挙げるとユーロドル(EUR/USD)&ドル円(USD/JPY)&ユーロ円(EUR/JPY)あたりですかね。