Hi-netとは(体に感じない地震も観測)




よく引用させていただくリアルタイムの地震発生状況「Hi-net」について。

Hi-netとは

国立研究開発法人 防災科学技術研究所がWebで公開している高感度地震観測網です。

公式サイトURL:http://www.hinet.bosai.go.jp/

このHinetのすごいところ、

  • 地震発生とほぼリアルタイムで地図上に震源地・深さ、マグニチュードを反映
  • 主要メディア、ニュースで報道されない(人の体に感じない)極微細な地震も観測

することができます。

例えば

hinet-30

(出典:防災科学技術研究所 http://www.hinet.bosai.go.jp)

過去30日間に発生した日本全国の地震。

hinet-7

(出典:防災科学技術研究所 http://www.hinet.bosai.go.jp)

↑過去7日間に限定して発生した地震も表示可能。

hinet24

(出典:防災科学技術研究所 http://www.hinet.bosai.go.jp)
↑過去24時間内に発生した地震に限定。

と3つの期間単位に分けて表示することが可能です。さらに、

hinet-tokyo30

(出典:防災科学技術研究所 http://www.hinet.bosai.go.jp)

東京都で過去30日間に起きた地震。

というように都道府県別に拡大表示することも。

※水色の線は活断層。

m-d

地図上に表示された○印の見方は、

  • ○の大きさはマグニチュード(M)規模
  • カラーは震源の深さ(depth)

をそれぞれ表します。

例えば○が大きいほど大きなマグニチュードで、色が赤いほど震源が浅い・・・と簡単に地震の規模・深さを把握できます。

弱点も

ただし繊細な観測機器のため欠点もあるようで

  • 工事現場の重機、発破による人工的な揺れ
  • 幹線道路の大型車両通過による人工的な揺れ

も誤検知して地震発生と捉えてしまう可能性があるとのこと。

ひとつひとつ単発の地震に注目するのではなく、広いエリア(塊)単位で見た方がいいのかもしれません。