福島県沖で起きた規模の大きな地震(余震)と津波の高さ




東日本大震災の余震と見られる大地震(M7.4)が福島沖で発生。

今回はその地震と現在の余震活動(福島周辺)、津波の高さについて調べてみました。

気象庁が発表した地震情報によりますと、

  • 発生時刻:11月22日午前5時59分46秒
  • マグニチュード:M7.4
  • 震源の深さ:25Km
  • 地震タイプ:正断層型
  • 最大震度:震度5弱
  • 場所:福島県沖
  • 緯度経度:北緯37.2度(37°21.2′N)、東経141.4度(141°36.2′E)

となっています。

震源の緯度経度をGooglemapで表示してみると、

この場所(赤印)を示しました。福島県大熊町・富岡町の真横・・・東方向。

今回の地震、陸からかなり近い場所が震源となっているようで、実際に距離測定ツールで測ってみたところ、陸地からわずか「約50Km」しか離れていませんでした。これは東日本大震災(宮城県牡鹿半島の東南東130km付近)の震源と比べても相当な近さ・・・。

観測された津波の高さ

この地震による津波の影響です。

津波の高さ

(出典:気象庁プレスリリースhttp://www.jma.go.jp/jma/index.html)

  1. 仙台港1.4メートル
  2. 相馬0.9メートル
  3. 石巻港0.8メートル
  4. 石巻市鮎川0.8メートル
  5. 久慈港0.8メートル
  6. いわき市小名浜0.6メートル

最大の高さは1.4m(しかも福島ではなく仙台港)と甚大な被害が出ない程度で収まりました。※断層のズレ方により高波の方向が仙台方面に向かったのか

運が良かった?

仮にもう少し規模が大きく、震源が浅く(0~10Km)、縦に断層がズレ(海面を持ち上げる)ていたら・・・。

逃げる間もなく津波が押し寄せていた可能性も考えられます。

不幸中の幸いだったのかもしれません。

余震活動

そして東日本大震災の余震活動、まだまだ鎮静化する気配がありません。

東日本大震災の余震

(出典:防災科学技術研究所http://www.hinet.bosai.go.jp/ )

Hinet(過去7日間)でM7.4地震&余震を表示してみました。

青い〇で囲んだエリア、他の地域と比べ活発な状況が続いています。

福島沖で発生した過去の大地震