【移住】札幌市の持ち家率について調べてみた




札幌では家を買う派と賃貸に住む派、どちらが人気なのか調べてみました。

札幌の持ち家率

総務省による統計によると、2018年時点での札幌市の持ち家率は48.6%。これは全国平均の61.7%よりもかなり低い水準です。北海道内では最も人口が多い札幌市ですが、持ち家率では最も低い都市となっていました。

家を持たず賃貸に住む理由、若者が多い

札幌市の持ち家率が低い理由の一つとして考えられるのが、道内各地からの若年層の人口流入による世帯人数の少なさが挙げられると思います。2021年1月現在の札幌都市圏全体の世帯人数は約1.82人と単身世帯が多いことがわかります。単身世帯は賃貸住宅を選択する傾向が強く持ち家への需要が低いと考えられます。

収入に比べ家が高いのか?

また年収に比べて土地や建物の価格が高く、購入するための費用負担が大きいということも影響しているのかもしれません。一戸建て住宅の平均価格は約3,300万円、マンションの平均価格は約2,600万円…。東京都と比較するか別としてマンションに関しては価格上昇中(外国人が買っている?)。また札幌では建築基準法や景観条例などにより建物の高さや容積率などに制限があるため、新築や増改築などにもコストが掛かるとも。

雪国で一戸建て敬遠する?

札幌市では雪や寒さなどの気候条件も持ち家率が低い原因かと。雪国では屋根や外壁などのメンテナンスや除雪などに手間や費用がかかります。また寒冷地では暖房費や断熱性能などにも気を配る必要があります。