両建てとは|FX用語

両建てとは

売りポジション(注文)と買いポジション(注文)を両方持つことを両建てと言います。読み方は「りょうだて」。基本は同時に両建て(2つのポジションを持つ)する人が多く、片方のポジションを保有し相場の急変時に反対ポジションを持つような両建て手法もあるようです。(←これ以上損失を拡大させないため)

どんな相場でも負けない(勝てない)

以下は両建てしたときのイメージです。

両建てトレード

同時に両建てした場合、レートが上昇しても下落しても損失ゼロです。(但しスプレッド分損失する)売りと買いポジション両方持っているため相殺。どちらか片一方のポジションを決済したときにはじめてプラスマイナスの損益が発生します。

両建てしたときの手数料、証拠金の話

・スプレッド
スプレッドは売りと買いの注文を入れるため2倍の手数料が掛かります。(コスト増)

・スワップポイント
売りスワップと買いスワップの逆ザヤが発生して損失になります。

・必要証拠金
FX業者によってルールが異なり、売り買いの両者に証拠金が必要なケースと、どちらか一方(ポジションの多い方)だけに証拠金を求めるケースがあります。

両建を提供している会社

各社調べて見たところ「両建てトレード可」の業者が圧倒的に多いです。逆に両建て不可の業者が見つからないくらい。しかしどの業者も「コスト負担・経済合理性の面から両建てはおすすめしていません」という趣旨の説明が載っています。