為替(FX)でストップ狩りが起きる理由




FXでストップ狩りらしき現象が起こる原因について考えてみた。
為替のトレードをしていると時折、スプレッドが急拡大する場面に遭遇します。
例えば、

原則固定スプレッド

EUR/USD(ユーロドル)0.4Pipsで安定配信されていたものが突然、

スプレッドが急拡大

8.9Pipsと急拡大するケースです。(ほんの一瞬だけ)

米国雇用統計など重要な経済指標発表時には頻繁に発生するものですが、平常時に突然スプレッドが開くこともあります。
で、なぜ平常時にもこのような現象が起こるのか…

スプレッドは原則固定であり絶対固定ではない

インターバンクのスプレッドは常に拡大、縮小を繰り返す変動制です。一方、多くのFX業者は無理矢理に原則固定で配信しており、絶対的固定ではありません。私達は固定スプレッドが当然と考える、そこに認識のギャップが生じるのだと思います。

つまり指標の発表時はもちろん、流動性が著しく低下して板がスカスカになった時、抵抗線付近など売り注文と買い注文の偏りが生じた場合には一瞬スプレッドを拡大させる可能性が常にあるわけです。

意図的ではなく、機械的に狩られる

おそらく業者が意図的にストップ注文を狩り取りに行っているのではなく、なんらかの理由で需給バランスが崩れ、機械的(コンピュータ)にスプレッドが開いた一瞬でストップに引っかかってしまう…これが真実なのでしょう。