店頭FX会社とカバー先金融機関について

カバー先金融機関について。カバー先がトレードの勝ち負けに直接影響するわけではないけれど、FX業者選びの判断材料にはなるかもれません。

個人向け為替レートが配信される流れ

店頭FX会社には複数の大手銀行や証券会社などから「いくらなら買いますよ」「いくらなら売りますよ」と為替レートの提示を受けています。その複数為替レートの中から最も高い&安い有利な価格を店頭FX会社を通して顧客(個人投資家)向け「売値bid」「買値Ask」レートとして配信されてきます。

基本的な流れを図で表してみました。

カバー先金融機関

ただし店頭FX会社はカバー先から提示されたレートそのまま配信しても利益にならないため、独自の味付け(スプレッド)を加味した為替レートを顧客側に提示しています。(所謂、取引手数料無料の相対取引)

カバー先金融機関とは

店頭FX会社に売買を仲介する金融機関。業者によって取引しているカバー先の金融機関および提携数は違います。基本、インターバンクの大手銀行、大手証券会社が多く、FX業者間で融通し合う会社もあるようです。詳細は各業者のホームページで確認できます。

主なカバー先となる金融機関

有名どころをだけ挙げてみると、世界中の銀行や証券会社が名を連ねてます。

バークレイズ銀行
UBS銀行
サクソバンク銀行
香港上海銀行
ドイツ銀行
三井住友銀行
東京三菱UFJ銀行
JPモルガンチェース銀行
OCBC証券
クレディスイス銀行

こんな感じで、カバー先が少ない会社だと5~6社。多いと10社以上と取引しています。
ちなみに取引所取引のくりっく365は「東京三菱UFJ銀行」「野村證券」「コメルツ銀行」「ドイツ証券」「ゴールドマンサックス証券」「バークレイズ銀行」の6社からプライスを提供されてます。