免震レトロフィットのメリット、デメリット




既に建てられている建物を免震化する免震レトロフィット、新しく免震建物を建て替える新築に比べそのメリット、デメリットの私見を少々。

メリット

1.コストの安さ

新築と同程度の耐震化(免震)を安い費用で実現できる。新しい建物を建てる必要がないため上物分コストパフォーマンスが良い。

2.業務の継続

工事期間中も作業を中断することなく仕事業務を継続することができる。

3.時間的コストの節約

「業務の継続」にも関連する時間の節約。

新築のような「旧建物取り壊し」、「代替地探し(or建て替え)」、「引っ越し(移転)」の行程が不要。

つまり時間短縮メリットを得られる。

以上の3点です。特に時間節約メリットは価値があるのではないかと。

デメリット

一方、新築に比べたデメリットも、

1.建物の維持管理費

免震化されるものの建物自体は古い・・・。配管、壁など補修メンテナンス費用は新築よりコスト高になる可能性。

2.社員のモチベーション

新しいオフィス、新しい環境に移ると社員の仕事意欲は向上するはず。免震レトロフィットではメンタル面での刺激は得られないでしょう。

以上の2点。「仕事のモチベーション」は直接的というより間接的な効果ですね。

参考