湿潤治療をやってみた結果。複数の傷で効果を比較。

少し前に自転車で大転倒してしまいまして、顎やら、肘やら、手の裏やらいたるところに傷を負ってしまったんですが、

幸か不幸か、ちょうど良いタイミングなんで以前から気になっていた湿潤治療で直してみようと自らの体で実験してみました。

ちなみに手の裏に複数傷口があるんで、1ヶ所(人差し指)は湿潤治療、もう1ヶ所(中指)はマキロン&絆創膏と従来の方法で治療。

その効果、直る早さなど比較してみます。

湿潤治療の方法

いろいろと情報を集めたところ、要するに傷口を乾かさず湿らせた状態を保てとのこと。

湿潤療法専用の絆創膏なども販売しているみたいですけど、今回はサランラップ&テープ&軟膏といった家で用意できる道具(薬?)を使いました。

用意したもの

1.サランラップ(クレラップ)

傷口を乾燥から守り、湿らせた状態を保護する用。

2.ホワイトテープ

ラップを留めて傷口から剥がれ落ちない用にする。

3.軟膏(トフメル)

なんかワセリンを使った方法が良いそうなんですが、家に無かったのでとりあえずトフメルでも大丈夫だろうってことで。

ラップ、テープ、軟膏

治療の方法

1.傷口を洗う

傷口を水で綺麗に洗い流します。(泥や小石など汚れを取り除く)

傷及び周囲の水分を清潔なティッシュでふき取ります

2.軟膏を塗る

軟膏、ワセリンで傷口をふさぐように塗ります。

3.ラップを貼り付ける

傷口を覆うくらい適度な大きさにラップをハサミで切ります。

ぴったり貼り付けてましょう。

※ラップって静電気でくっつくので正直ハサミで切りにくい。(毎回めんどくさ)

4.テープで固定

ラップが剥がれないようテープで固定。

以上で湿潤治療の完成。

交換の回数

自分の場合は「朝1回」、「夜1回」の1日2度、軟膏塗りなおして新しいラップに交換してました。

寝る前の風呂上りに交換するのが適切なのかなと。

かゆみ、痛み

「かゆみ」はほとんど感じなかったです。正直、「かさぶた」で治していた中指の方がかゆい。

ラップで覆っている分には痛みもなし。ただ交換時に水で洗い流すと痛みました。(沁みる)

効果

とりあえず3日~4日間続けた結果が以下の画像です。

湿潤治療の効果

手前の人差し指が湿潤治療で治した箇所

「かさぶた」になってる中指がマキロン&絆創膏で直した箇所です。

実感として「傷口が綺麗に治る」に関しては湿潤療法の効果が見られましたね。

明らかに普通の肌に近い回復を見せています。

しかしながら治る早さ、スピードについては「かさぶたの中指」とあまり変わらないのかなというのが本音。

いつまで続けるのか

3日~4日で辞めちゃったんで中途半端なんですが、たぶん1週間くらい続ければ完治していたのかと。

ひとつ言える事は「3日~4日では完全に治らない」です。(自分のケースでは)

もしかしたら「やけど」「切り傷」「擦り傷」など傷の種類によって回復スピードが違うのかもしれません。

そしてもうひとつ重要なことが・・・。

(肌を露出する部位)ラップを貼って直す湿潤治療は目立って(恥ずかしい)外出できません。

なに指にラップ巻いてんだって・・・冷たい視線が。だから途中で続けられなくなります。